ひとひらとは「一枚」のこと
たった一枚の紙切れが、他の人にとっては紙くずであったとしても、ある特定の一人にとってはそれが「いのち」にも匹敵する大切なものであるかもしれません。一般社団法人ひとひらはそんな「一枚の紙切れ」に想いを込めて、今苦しんでいる人にアウトリーチする非営利活動団体です。
アルコール依存症者107万人のうち、専門医療に繋がる人が4万人強。繋がれない103万人はどうしているの?そう思いませんか?自助グループが全国にあるのに、例えば断酒会の会員数は6000人弱。では単純計算で引き算した106万4000人はどうしているんでしょうか?
そして、その当事者の陰で家族はどうしているんでしょうか?単身者もおられますし、大きな家族もおられます。一概には言えませんが、同数か、それ以上の人がアルコール関連問題に苦しんでいるのではないでしょうか?
一枚のチラシで「差し伸べた手」
アルコール問題を抱えて転がり込んできた場所。それが例えば救急病院かも知れないし、児童相談所かも知れないし、警察かも知れないし、保健所かも知れないし。そこにこの2つのチラシがあったら…。そして、ワーカーさんや職員さんや支援者さんやお巡りさんから、心強いひとこととともに優しく手渡されたら・・・。もしかしたらその人はそのチラシ一枚を片手に回復の道に向かうかもしれません。
ASK依存症オンラインルームのチラシ
これは特定非営利活動法人ASKが運営している「依存症オンラインルーム」のチラシです。このチラシのQRコードを読むだけで、その方は自分の一番行きたい依存症のルームに参加申請を送れます。ここに入ったらスタッフを含めてすべてが同じおアディクションの仲間です。家族の部屋は家族だけしかいません。
近所の酒害相談会へ
オンラインで手軽にどこからでも繋がれる依存症オンラインルームと、もう一つ、いちばん近所でやっている酒害相談会のチラシ・・・。相談に来られた方がこの二つを選んだり、両方尋ねてみたり出来たら素晴らしいと思いませんか。近い場所に同じ苦しみを知る仲間がいて、全国にまた同じ苦しみを知る仲間がいます。孤立にあえいで一人、苦しみを抱え込んでいる毎日を変える一歩がそこにあるはずです。どこにもなかった居場所と出会えるはずです。こんな地域の酒害相談室をできる限り簡単にコストも労力も少なく始められるよう、ひとひらではお手伝いをいたします。
全国の支援者さんがこの2つのチラシを手渡してくださったら、もっと救われる命があるかもしれません。
そんな、「ひとひら」の活動に取り組んでいます。
ひとひらの定款
ひとひらは、一般社団法人ひとひらと申します。法人の設立年月日は令和4年10月5日。主たる事務所は京都市伏見区に置いております。定款については、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律第156条(定款の備置き及び閲覧等)に定めてある通り、主たる事務所に閲覧できる状態で備え置いています。当法人では透明性の高い法人運営をいたします。そのため、定款については公告の義務はありませんが、原本と同じ文章をここに公開いたします。(4ページ目以降は設立時の社員の住所等の内容となりますのでこちらでは伏せさせていただきます。)